講義内容
講義回数と内容
1回目で解剖学(骨学)。2回目・3回目で経絡経穴学。4回目で解剖学(内臓学)を主に行う。
講義中最も重視すべきことは
鍼灸師としてなくてならない経絡経絡学の覚え方・理解の仕方を伝えることが先決。次に解剖学の骨学。骨学は経絡経穴学の取穴部位では必ず支点となって出る場所が多い。次の筋肉学でも骨学は大切なので、その点を考え行う。
では具体的な内容に行きましょう(^^♪
解剖学(骨学)の講義内容
まず教科書で一度解説した後
すぐに骨標本を用いて触診しながら(先ほどの解説の)復習します。その骨標本で触診し関節を動かしながら。今度は実際の体を使い、触診し関節を動かしながら、その動きを確かめて一番大切な体表から観察できる骨の部位の蝕知を行うのです。
これは次に行う 経絡経穴学で必ず大切になるからです
これを最初の2回の講義で行うのです
当塾は 少人数制なので 念入りに触診して学ぶことが可能です
塾で学ぶときだけが勉強ではありません
このように講義後
復習できるように問題を作成し 自宅で問題をしていただく訳です
次の講義の時に 問題の解説をしながら復習します
↓にその時の資料の一部があります 「鉄は熱いうちに打てです」
経絡経穴学の講義内容
経絡経穴学は鍼灸師としては必ず必要な知識であり、その知識を施術に活かしてこその学問です。学校にいる間だけでなく、卒業後も日々学んでいくで行く教科でしょう。(私の坂本指圧マッサージ術でも経絡経穴を重視しています)
経絡経穴学で一番難易度高いのは、経穴部位を覚える事です。これは多くの鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師を目指す方なら外せない関門でしょう。学校でも音痴論その事は重視しており、最初から経穴の名前・経穴部位の場所を覚えさすようにしていくのです。
しかし、最初から経穴の名前や経穴部位の場所を覚えさせる事を重点的にすることが、経絡経穴学を苦手とする学生が増える理由になると思うのです。
では、坂本指圧マッサージ塾ではどのように進めていくのでしょうか。
①最初から経穴を覚えさせるのではなく
①体全身をめぐる12経絡の通り道を大まかに体を使い理解させていく
②経穴を取られるだけでなく経穴の取穴を指圧で行い 体で覚えてく
③講義後に問題を作成し復習をすぐ実践していく事をしていただく
他にもありますが この①②③は大切です
①体全身をめぐる12経絡の通り道を大まかに体を使い理解させていく
先ほどお話ししたとおり この考え方が一番大切なのです
経絡経穴の関係をを簡単いうと
体全身に正経12経絡という経絡が全身に流れています
大部分の経穴はその経絡に所属しています
簡単にえば 体全身に経絡という線路が12路線あり その路線には経穴という駅があるという事です
つまり 経絡を流れを簡単に理解するということは その路線(経絡)が 大体どこから始まり どこまでいき どのあたりを通るかを理解する事です
これを 座学だけでなく 自らも体に経絡を書き実践向きに理解していだいています 下記の画像と動画あり
経絡は必ず 手足から始まりか手足に終わる 法則があるのでそれにのっとってお伝えしていくわけです
12経絡それぞれ、手の陰経 手の陽経 足の陽経 足の陰経に分かれ、それが
①手の陰経→②手の陽経→③足の陽経→④足の陰経の順に流れ 損4経絡で1周体を回り12経絡なんでそれが3週回っているのです。
そして経絡は手足から始まるか、手足に終わるのです。それを今の①手の陰経→②手の陽経→③足の陽経→④足の陰経に当てはめると次の通りになります。
①手の陰経(1手の太陰肺経・5手の少陰神経 9手の厥陰心包経)
は胸から手先
↓
②手の陽経(2手の陽明大腸経 6手の太陽小腸経 10手の少陽三焦経)は
手先から顔
↓
③足の陽経(3足の陽胃経 7足の太陽膀胱経 11足の少陽胆経)は
顔から足先
↓
④足の陰経(4足の太陰脾経、8足の少陰腎経、12足の厥陰肝経)は
足先から胸
これを3週回りまわります。
下記の写真は最初の4経絡(1手の太陰肺経→2手の陽明大腸経→3足の陽胃経→4足の太陰脾経)の写真 体全身を回ているのがわかります。
こういうことを座学で解説した後、実際の体に書いて説明していくのです。まずはおおまかに理解してもらう為です。
下記の動画は実際に体に書いて、経絡の流れ説明しているところです。
解剖学(内臓学)講義内容
内臓学は主に、消化器・循環器の説明をしました。ここで大切なのは 解剖学と生理学の両輪で考える事です。

解剖学・生理学は、いわば健康な人の構造と機能といいます。例えば心臓って何の役目なの?と思い浮かべると、何と答えますか?
多くの場合、全身血液を送るポンプのような役目を背負っている、ドクンと一定のリズムで動いているなどと答える方が多いかと思います。正解です。
いわば心臓の役目、これを学ぶのが生理学なんです。心臓は握りこぶし大の大きさをしていますが、握りこぶし大の大きさの心臓で、全身に休むことなく血を送り出すのは、普通で考えれば難しいですよね。だから、心臓の筋肉は他の筋肉にはない、特殊で効率の良い構造でつながっていて、これにより爆発的な力を発揮して全身に血を送るポンプ機能を果たすのです。(ちなみにこの繋がりをギャップジャンクション、その働きを機能的合胞体といいます)
つまり心臓のポンプ機能を果たすために心臓の筋は特殊な構造しているわけですね。この心臓の機能を学ぶのは生理学で、臓の機能を果たすために作られた心臓の構造を学ぶのが解剖学なんです。
つまり、解剖学も生理学も繋がっているわけです。いわば両輪といえます。
でも学校では、解剖学・生理学と別々のものとして学びがちになる。これが習得しにくい理由の一つかもしれません。なので私は、「解剖生理学」として心臓以外にも常に機能にあった構造や構造にあった機能と照らし合わせてお伝えしたのです。