こんにちは。坂本指圧マッサージ塾の坂本周平です。私はよく指圧やマッサージを受けに行きます。行くお店は多岐にわたります。指圧治療院・マッサージ治療院だけでなく、整体院・リラクゼーションサロンなど様々です。
そこで気づいたのが、施術している方は一生懸命施術しておられるのでしょうが、どうしても一連の流れになっているのではないかと感じる事があるということ。
一連の流れとは、例えば背中を上から下に同じリズムで押さえる、次は足のふくらはぎを押えていく、次は…といった感じで決まった流れです。この流れ自体、別に間違っている事はありません。学校でも、指圧マッサージの手順というものを教え、背中はこの線上にまっすぐ押さえていく、次は足のこの流れでおさえていくなどの手順書があるのですから、決して間違いではないのです。
ただ「この手順に沿えばそれでいい」と思っておられないかどうか、これが気になるのです。それで効果が出せるのか、疑問に思うのです。
その「4つ理由」をあげていますので、解説しますね。
1,指圧マッサージを手順通りに行うのはあくまでも基準
何事も習いたての頃は、手順を習い、それに沿って行う事が基本になりますよね。これは先ほど話した通り、指圧マッサージの学校でも同じ事が言えます。手順に沿って行う事は、体全身を万遍なく施術することに適しているので、まずこれを習う事は大切です。しかし、この手順はあくまでも「基本」になります。
はっきり言えば、施術においては、施術効果を上げる為には不足といえます。ただ不足といっているだけで、難しい応用手技をいきなり行えというわけではありません。
この一連の手順で指圧マッサージしている時に行っていただきたい事があるだけです。それが
2.指圧マッサージの手順を行いながら患者さんの状態を診る事
これが注意していただきたい「その2」です。皆さん指圧マッサージをしているとき、ツボの位置をしっかり確認して施術しているでしょうか? ツボの位置やツボの感覚を確認せず、無意識に指圧マッサージしている方が多いように感じます。
なぜなら、私のようなプロの治療家が施術を受けるとツボに入っているか、ツボの位置を探してツボに入れようしているかなどは、受ければ一目瞭然でわかるからです(一目ではなく指圧ならば一押しですね(^^♪)
多くの施術者はツボをとらえきれず、またツボすら探していないように感じます。これではせっかく手順通りに指圧していても効果を上げづらくなります。それこそ、より効かそうと強押しする事になりますし、そのような方から教わった施術者は指を潰しかねないのはわかりますよね。
だからこそ、ツボの状態を確認しながら、ツボを的確にとらえて指圧できるように練習していく事が大切なんです。この練習法は別のお話ししたしますね。
そして、このツボを確実にとらえた時、ツボそれぞれの反応を見て、その方のツボの硬さ・柔らかさなどからその方の状態を診ていく事が大切なんです。その後、患者様の状態を確認し、注意していただきたいことは、一番凝っている・不調な所はないか見つける事に繋がるのです。
3.大切な事は、一番凝っている・不調な所はないか見つける事
ツボ的確にとらえ、それぞれのツボの状態から体の不調・本当に凝っている箇所・不調の問題点などを割り出していくことが可能になります。
1.指圧マッサージの手順を行いながら患者さんの状態を診る事
2.大切な事は、一番凝っている・不調な所はないか見つける事
これらを一連の指圧の手順をしながら行っていくのです。
そしてこの1・2に注意しながら、手順を行った後がさらに大切になります。それが、手順の動作で一番凝っている・不調な所はないかを見つけ、施術した後、その部位のコリや不調が取れているかを確認する事です。これが注意していただきたい事「その3」です。
4.手順後、ポイントの状態の確認をしアプローチする事
この作業を怠ると、確実な効果を上げることは難しくなります。特に高単価の施術を行うならば、確実に必要な事でしょう。一連の手順で指圧マッサージを行っても、必ずコリや不調が残る事が多いです。
その不調やコリをできるだけ可能な限り取る事が大切になります。
※ただ、個人個人のお体によっては刺激量の調節が必要になりますが、またその話は別のお話で。
塾長より一言
このように、指圧を一連の手順で行う事は大切なのですが、その手順中、その手順後に注意するかしないかで全然施術効果が変わる事がお判りいただけたかと思います。
多くの方はみるに、その手順・手技にこだわる施術者もおられますが(もちろんそれも大切ですが)、手順中、自分の手先より伝わるツボの位置・ツボの感覚を診て、その時に応じた刺激量で調節し、できるだけ不調を取り除けるようにする事が大切です。
当塾では、このような細かい点もマンツーマン・少人数で個別に指導しながら的確に技術を習得すべく行っております(^^♪
ご興味のある方はまずは無料ガイダンスへお越しください。無料ガイダンス