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「もみほぐし」の正式名称とは?難易度の高い手技である3つの理由

もみほぐし マッサージ

坂本指圧マッサージ塾の坂本周平です。

「もみほぐし」は「凝り固まった筋肉をもみほぐすだけ」という、簡単なイメージがあるかもしれません。実はそうではないんです。「もみほぐし」とは、指圧マッサージにおいては正式な名称があり、また難易度の高い手技なんですね。


揉みほぐしってなに?

よく『もみほぐし』というる言葉をよく耳にしませんか? もしかしたら、あなたも口にされているかもしれません。

基本、「指圧」や「マッサージ」という言葉で看板を掲げ、開業ができるのは、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を持つ方のみです。
ですので、多くの整体院・リラクゼーション店では、指圧・マッサージという呼称を用いることができないので、「もみほぐし」という呼称をつかっているわけです。
この「もみほぐし」は、マッサージの手技においては何に当たるのでしょうか。それが、揉捏法(じゅうねつほう)というものに該当します。


揉捏法とは

揉捏法とは、手指を使い(時には肘や腕なども使う)筋肉をしっかり掴み・揉み・コネ・ひねる手技です。この手技は軽く撫でる軽擦法(けいさつほう)や、押さえる圧迫法なでも組み合わせた混合手技になります。筋肉をしっかり掴み・揉み・コネ・ひねる手技というのは、皆さんが思っているほど簡単なものではなく、非常に難易度が高い手技になります。今回はその理由について述べていきたいと思います。


揉みほぐしは難易度が非常に高い手技である3つの理由

揉捏法は混合手技だから難しい

先ほどお話しした通り、揉捏法とは、手指を使い(時には肘や腕なども使う)、筋肉をしっかり掴み・揉み・コネ・ひねる手技で、この手技は軽擦法や圧迫法なでも組み合わせた混合手技になるのです。

圧迫法よりもさらに難しい! この手技がいかに難しいかは、圧迫法とは指圧イメージしていただけたらわかると思いますが、ツボに対してまっすぐ垂直に押さえる手技になります。この圧迫法はツボの患部をしっかり固定させて、垂直に押さえる事が基本です。そうでなくては、圧迫法で効かすことは難しいのです。

この圧迫法より更に難しい手技が、巷によくいわれる「揉みほぐし」=揉捏法なんです。

なぜなら圧迫法は患部を静止させ安定させたうえで押さえる手技ですが、揉捏法は垂直にただ押さえるのではなく、筋肉のポイントを的確にとらえた上で、揉んだりコネたりを繰り返す手技だからです。
筋肉のポイントを的確にとらえるだけでも難しいのに、そのポイントを押えるだけでなく、揉んだり・コネたり、捻ったりなどの複合的な動きをする事はかなり難しいです。もちろん、揉んだり・コネたり動かしている間、常に筋肉のポイントを捉え続けなくてはなりません。そのためには、手や指の感覚を研ぎ澄まし、微妙な力加減が求められます。
これが、揉捏法が非常に難易度の高い手技といわれる所以です。

また揉捏法の難易度が高いだけでなく、この手技はリスクも高いのが更に難易度の上げる所以なんです。

筋肉を的確にとらえ続けないと危険

先ほどお話しした通り、揉捏法は筋肉のポイントを的確にとらえた上で、揉んだコネたりを繰り返す手技とお話ししました。そして筋肉のポイントを的確にとらえる事は、揉捏法を行っている間中、常に捉え続けなくては効果を発揮できません。
筋肉は柔らかく弾力性もあるため、捉え続けるのは難しいです。(プロならば肌肉の柔らかさや弾力性と流動的に動く手技とのバランを考え、手や指の感覚を研ぎ澄まし、微妙な力加減を行い続けることが可能です)

しかし基本が備わっていない段階で、安易に揉捏法(いわゆる、もみほぐし)をすると、多くの方は力で掴みとろうとしたり、ポイントを捉えるのを途中で放棄して、強く掴みなおしたりするのです。これを続けると、施術者本人の手を傷めるリスクがあります。
また患者にとっても、過剰に筋を強くつかんでしまうことで、筋損傷の元になる可能性が高くなることがあるのです。特にお年寄りや感受性の高い女性の方、お子様の場合は注意が必要です。
だから、安易に揉みほぐしといって過剰にマッサージを行うのは本人にとっても患者にとってもリスクなんです。

だから坂本指圧マッサージ術では揉捏法を最後に伝えます。

でも揉捏法は非常に効果的な手技です。特に筋肉の筋効率の向上や、筋自給率の向上など多くの面で助けとなってくれます。だからこそ、坂本指圧マッサージ塾でもお伝えしてます。
しかし、上記の理由から、揉捏法を本格的にお伝えするのは、熟練度が上がってきた講義の最後の方で行います。それもマンツーマンでしっかり筋肉のポイントを捉えているのかを確認にした上で、しっかりポイントを捉え続け、揉捏法ができているかを指導してまいります(^^♪


塾長より一言

今回は「揉みほぐし」=「揉捏法」であること、そして揉捏法は難易度が高く、リスクも多いが、非常に効果の高い手技とお話ししました。私は、誰しも、指圧マッサージを簡単に活用していただく為にオンラインでも講座を開いてます。しかし、それはあくまでもセルフケアにおいてです。

人に施術するマッサージが「オンラインで完結」や「短時間でOK」など論外です。施術者には人に施術する責任があります。人に施術する行為は、非常に慎重かつ相手に寄りそい考え、熟練度を上げた上で行うべきものです。

安易に手を出してはいけません。だからこそ当塾ではセルフケアを通して自身の体で体感してきながら、指圧マッサージの基本基礎を学んだ上で、マンツーマンで人に施術するという心構えと技術を、繰り返し繰り返しお伝えしてます。
どんな風に講義を進めているのか気になる方はいつでも無料ガイダンスを行っております。よろしくお願いいたします。無料ガイダンス

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