7月8日(土)14時から、坂本指圧マッサージ塾の受講生(現役専門学生や整体師養成スクールの受講生さん)と新規の受講生さんが集まり、指圧マッサージの技術交換会と、交流会(懇親会)を開催しました。
まず冒頭で、坂本指圧マッサージ塾オリジナルの指圧がどういうものかを口頭でお伝えしました。専門学校生なら学校で学びますから、「じゃあ、ここで学べるのはどういうもので、それは他とは何が違うのか」を具体的にお話ししたんです。
もちろん、「うちはよそとは違う!」という施術者はゴマンといます。それぞれのこだわりがあるのは結構ですが、「受けてみればわかる」ではダメなんですね。まずは口頭で説明できなければ、ただ感覚で施術していることになりますし、そこに原理原則は存在しません。
そもそも「受けてみたら違いがわかる」のは患者様がお決めになることなので、私たち施術者が言うセリフとしてはスマートではないのです。
当日の様子を写真とともにお伝えしますので、どういう塾で、どんなことをやっているのか、雰囲気を見てもらえたら嬉しいです。
指圧マッサージの基本から

まずは基本の姿勢とその根拠を説明した上で、指圧マッサージの実践に移りました。
坂本指圧マッサージ塾で教える指圧マッサージが、なぜ指を痛めないのかと、なぜ効果があるのかを理論的にお話ししての実践です。
施術ベッドに交代で寝てもらって、体感してもらいながら、周りの受講生さんには説明をしながら進めていきました。
わかりやすいところで背中を触らせていただきました。それぞれが体感しつつ、見ている間には動画を撮ったり、手元を凝視したりして、みなさんとても真剣に集中して受講してくださいました。

うつ伏せになれない方にはこうすれば施術が可能になるという実践や、腕にも指圧をして、たった1つツボをとらえることでこんなに効果があるんだということをお伝え出来たかと思います。
北斗の拳で例えるとご理解いただけた方もおられたのは、私としては嬉しかったですね。
よく患者様のどこを指圧するかばかり、気にする方もおられるのですが、指圧をするその指の角度や、指につながる腕の角度や安定性までを気にする人は多くありません。指は私たちの商売道具です。どう扱うかによって、効果も、施術者自身にかかってくる負担も全く異なるのですね。
力で押すのではなく、刺すように捉える

このブログでも何度もお伝えしておりますが、指圧マッサージは力でグイグイ押すものではありません。
ツボのことを経穴っていいますよね。経絡が通る穴が全身にあるわけですが、その穴をふさぐように押している方が多いのが現状です。(そもそもツボを捉えきれていない人も多いですけど)
私が行っているのは、このツボという小さな小さな穴に鍼のような指を当てこむことで、「ツボを刺激する」っていうことをやっているんですね。だからきちんと身体の事を知り、ツボをとらえ、繊細にそこを狙う…これが坂本指圧マッサージ塾の指圧マッサージ方法です。
じゃあ、鍼ではなく指圧にする理由は?

そんな小さなところをとらえようとするなら、鍼でもよさそうですよね。それでも私が指圧にこだわる理由は、道具不要でどこでも、そして学べば誰でもできるからです。
例えば、電車の中に鍼をむき出しで持ち込むことは当然できませんよね。だから指圧でセルフケアをしちゃうんです。
高齢になって視力が落ちてしまったら、鍼治療も難しいかもしれません。でも、指圧ならできます。(視力障害を持たれてからも鍼灸をされている方はおられますが、かなりの技術と努力を要する事は確かです)
要介護の親を少しでもほぐしたいってなったとき、国家資格を持った鍼灸師でなければ鍼をさせませんが、指圧マッサージを習得した方ならできるんです。いざというときに「指圧マッサージができる」ということが、助けてくれるんです。
通常はマンツーマン~少人数で行っていますが、今回のような形はいろんな人の体に触れて練習ができるので、また機会を見てやっていきたいと思います。

今回は懇親会も行いました。技術交換会の時間には間に合わないけど、懇親会には間に合うという方も駆けつけてくださり、嬉しかったです!
専門学校生も複数の学校から来てくださいましたし、卒業生も来てくれて、みんなに卒業後のお話しもしてくれました。食事をとおしての交流って、みんな素が出ていいですね。
このような坂本指圧マッサージ塾に興味を持っていただきましたら、ぜひ一度無料ガイダンスにお越しください。お待ちしております。