2024年の国家試験問題を見ていただいた上で、なぜ筋学を中心に神経・骨・取穴講座を春に開くのか(なぜ春に受講した方がいいのか)について解説していきます。
このブログでは、国家試験をふまえて、以下の内容を解説していきます。
1.12経絡の流れを知ろう
4経絡で体全身を周り、それを3回まわっているのが12経絡。体には12対の経絡が流れています。その経絡は、以下の4種類に分かれます。
手の3陰経、手の3陽経 / 足の3陽経、足の3陰経
またこの4種類の経絡それぞれ1経絡ずつが連なって体全身を回ります。
そしてそれを3回くりかえすのです。
つまり、手の陰経→手の陽経→足の陽経→足の陰経で一回周り、また手の陰経→手の陽経→足の陽経→足の陰経で2回目、次に3回目と回っていくのです。


次に、この4種類の経絡には、流れの向きと経絡が始まる所と終わるが決まっています。
この順で回るという様になります。4の後、胸に帰れば、また「1.手の陰経:胸→手先」にいくわけですね(^^♪


この流れを知る事で、次の経絡の大体の走行と向きが理解できてきますね。
では今回の本題、手の6経絡【上腕 前腕、手】について話していきましょう。
足には足の3陽経、足の3陰経の6経絡が走っています。
上記でお話した通り、経絡の流れはつぎのとおりです
この4経絡で体を一周、それを3回回って12経絡になるわけですから、手の6経絡の流れは、「①手の3陰経は胸→手先」「②手の3陽経は手先→顔」になりますね。手の太陰肺経ならば、胸から始まり手先に終わるわけです。
上腕・前腕。手先に置き換えればこうです。
上腕→肘→前腕→手首→手指が手の3陰経
まずはその向きを理解しましょう。
手の三陰経は、手の太陰肺経(写真では赤)、手の少陰心経経(写真では青)、手の厥陰心包経(写真では緑)、どれも足先から胸へ向かうのがわかりますね。ここでは手先から上腕までが確認できます。

足の三陽経の一つ(足の少陽胆経、下腿、足の解説)を行います。
膝下の三陽経はつぎのとおりです。
下腿は膝の弁慶の泣き所から、外側と膝裏はすべて陽経の領域になりますので、足の太陽膀胱経は一番後面の膝裏(下腿後面)。
足の陽明胃経は、陽経では一番前面(下腿前外側)、足の少陽胆経は胃経と膀胱経の間で側面(下腿外側面)を流れているのがわかります。
胆経の流れがわかった所で、下腿・足の少陽胆経の並びを順に書き出し領域ごとに分け、膝、下腿〜の経穴を順にあげていきましょう。
陽陵泉穴→陽交穴→外丘穴→光明穴→陽輔穴→懸鐘穴→丘墟穴→足臨泣穴→侠渓穴→地五会穴→足竅陰穴 の順になります。

次に この陽陵泉穴~足竅陰穴までを、下腿、足首、足先 の領域別にで分けていきましょう。
足首:丘墟穴
足先:足臨泣穴→侠渓穴→地五会穴→足竅陰穴 に分かれます。
並びを覚え、この大体の領域に分けて理解する事が大切になるんです。
では一つ一つ解説していきましょう。
まずは、下腿の尺度を測る事が大切です。
下腿の陽経はすべて、外果尖〜膝窩中央【膝窩横紋、膝蓋骨尖端】で1.6尺で計ります。
※下腿の陰経は1.5尺で計りますから混同しないよう注意しましょう

まずは これを忘れないように覚えましょう!
下腿の胆経を計る上では、腓骨頭・外果、そして腓骨の全容を掴む事が大切です。
陽陵泉穴ー腓骨頭の前下方






この陽陵泉穴~外果尖1.4尺が下腿の胆経(陽陵泉穴→外丘穴→陽交穴→光明穴→陽輔穴→懸鐘穴)を計る上での指標になります。
この指標はすべて腓骨沿いになるので、今度は腓骨の触診をしてきましょう。(腓骨頭から外果までが腓骨になります)


胸 → 腋窩横紋前端 → 上腕 → 肘窩横紋 → 前腕 → 手首 → 手指。
上腕・肘が終わったのならば、前腕・手首になります。肘・前腕・手首の順で三経絡を並べるとこんな感じです。


まずはこの並びを覚えましょう(^^♪

肘窩横紋から手関節にまでの骨度は1.2尺 まずは手首と肘関節の経穴を覚える
前腕とは肘から手首までの間の事を指します。この前腕の経穴を求める為には、肘・手首の経穴を探らなくてはなりません。
まず肘から手首までの骨度を測ります。
肘窩横紋から手関節にまでの骨度は1.2尺として測ります
それぞれの手首にある陽経の経穴~肘にある3陽経の経穴も1.2尺として測ります。
これは必ず覚えましょう! これがわからなくては経穴もあったもんじゃないです。
それではではまず肘窩横紋上の3経絡の経穴と、手首の3経絡の経穴の確認から解説していきます。