こんにちは。坂本指圧マッサージ塾の坂本周平です。今回は私(坂本塾長)が、指圧マッサージ塾を始めた理由についてお話しします。
1~5に分けてお話していきますね。
- きっかけは 教員経験と大病を患った事
- きっかけ① 鍼灸専門学校での教員経験
- きっかけ② 大病を患いそれからの復帰にて
今回は、きっかけ①「鍼灸専門学校での教員経験」についてお話ししていきますね。
坂本塾長の簡単な経歴
22歳~30歳の間に、鍼灸・あん摩マッサージ指圧・柔整師と教員免許の資格を習得しました。
治療院を始めたのは、30歳の時(以降治療院は今に続く)。
教員を始めたのは、見習いの時を含めて、28歳の時、そして35歳の時に養成校の教員を辞し、現在は鍼灸あん摩マッサージ指圧専門学校(行岡鍼灸)にて非常勤講師として在籍しております。
35歳の時、養成校の教員を辞した理由は、病が悪化したため(持病の糖尿病が悪化し透析になったため、その輔腎移植を行い復帰)です。
肝心の塾を始めたのは、2019年末に腎移植を行った2年後の2021年8月です。
ここまで書きましたが、ここで塾の開くきっかけになったのが、教員経験と病での経験によるものです。それが何かお話ししていきましょう。
鍼灸専門学校での教員経験
卒業生の現状を目のあたりにして指を痛めない体に負担をかけず効果な施術を伝える
教員経験は28歳~現在まで、約15年に及びます。(見習い経験を含む)
その経験では、人に伝える難しさや、一人一人の学生に向き合いそれぞれに合わせた成長のサポートをする難しさを感じながら、それの大切さとやりがいを感じておりました。そして卒業してからも、元学生の方との交流は続き、いろいろご相談を受けることがありました。
そこでの話が衝撃的だったのです。それは…現場では「馬車馬のように働かさられ、力任せの指圧マッサージを強要されたり、時間労働なども多い」とか、「せっかく資格を取ったのに、体を壊し辞めるしかない」というものなど色んな悩みの相談を多く受ける様になったのです。
元学生も「こんなはずでは」とか、「就職の時に聞いた話と違う」と言っていました。
もちろん、そのような治療院ばかりではないですが、少なくとも私の周り、そして知り合いの多くの話を聞いても似たような話を聞くのです。
なぜこんな事が続くのだろうと考えました。
それには、経営的な面やそのほかの面もあるでしょうが、その前に大切な施術者にとっても安全に、そして患者によりよく受けていただくための手技の基礎というものが全然大切にされず、治療院もろくな研修をさせず、すぐ現場に立たせて闇雲に働かせている所が多いからだと考えました。
下記に雇い主の思惑と、新卒者の思惑をイラストにしています。

卒業生の体や指を見せてもらっても、ぼろぼろになっている方は多く、施術者の命である手を痛めている方も多いのです。
私はこの現状が悲しくて仕方ありません。だって、指圧マッサージが好きで学校に入ってきた人が多いんですから。
(治療院側も故意でないにせよ)しっかりした研修もしないまま馬車馬のように働くことを強要され、その結果、(好きな指圧マッサージの仕事を)指を潰し体を壊し、辞めてしまう人がでてしまう。この現状を私は少しでも変えたいと思いました。
だからこそ、好きで学んできた指圧マッサージの仕事を続け、天職にしていってもらうよう、私は効果最優先よりも、施術者の指を痛めない体に負担をかけずして、効果的な施術を伝えていきたい思ったのです。
教員経験で集団に技術を伝える難しさを知る だからこそ少人数性の塾を開きたい
もう一つ、教員経験から塾を開くきっかけになったことがあります。それは、多くの人数に、技術を伝える難しさを直に学んだという事です。
養成校では、実技の授業は30人のクラスなれば、だいたい1~2人くらいで担当します。つまり少なくて15人の人に90分の授業で技術を伝えなくてはならないのです。
これではたして、技術を伝え習得に近づける事は可能でしょうか?

基本的な手技の動作は切り返し学ぶ事で備わっても、応用技術は難しいのが現実です。
なぜなら人によって、感性も違いますし、手の特徴も違います。そして、学校で習うような手順にはない、もっと細やかにその人にあった手順が必要になるのです。それを繰り返す事が大切になります。
とても、大勢の人に細やかに伝えることは難しいのです。
私は、人(ここでは受講生)の手の大きさ・体の特徴・感性にに合わせた細やかな手順を考え、共に習得を進めていくように努めています。
その為にも、当塾は、指を痛めない体に負担をかけず効果な施術を習得してもらうためにも、マンツーマン・少人数制の塾を始めました。
今回は、教員時代に感じた、大勢の人に技術を伝える難しさと、卒業生の現状から、指を痛めない体に負担をかけず効果な施術を習得してもらうためにも、マンツーマン・少人数の塾を始めました。現在はこの考えに賛同し、技術を習得しようと、多くの受講生さんが来塾されています。
指圧マッサージを好きになり、天職にしたい方は、効果的な施術や経営術なども重要ですが、一番大切なことはまず自身の体調を気遣い、長く元気にやりがいをもって好きな指圧マッサージを続けて行く事だと思います。
当塾ではこの考えをまず大切にし、その上での効果施術・稼業支援を惜しみなく行っております
ご興味のある方はいつでも、無料ガイダンスにお越しください。