指を痛めない指圧マッサージを教えている、坂本指圧マージ塾の坂本周平です。
毎月2回(第1日・第3日曜日)に、指圧マッサージの技術講習会を開いています。
12月は足の施術を行っていまして、1回目はふくらはぎ~足首あたりの施術でした。ここを施術することで、むくみにアプローチすることができます。
そして2回目は足の甲をメインに側面なども施術していきました。そのときの様子を動画も含めてお伝えします。
後半では背中の施術も解説していますので、施術者の指を痛めずに効果的なマッサージ方法に興味がある方はご覧ください。
(動画学習用のものではないので、雰囲気が伝わればと思って公開しています)
足のマッサージ
足の甲を触るとわかると思うのですが、足の指の骨が意外と長く1本1本あります。
その指の骨と骨の間を"掃除"するようにしていくのですが、ここをすーっと流すように長いストロークではなく、こまめに動かしていくのがポイントです。
ただ流すだけで覚えてしまうと、作業というかただの手順として施術してしまいがちなんですね。
どんな体調の誰が来ても、均一の施術をするようでは、患者さんを見ているとはいえませんから、ひとつひとつ観察するように丁寧にほぐしていきます。
指先側から足首のほうに進んでいくと、リスフラン関節・ショパール関節に行き当たります。
このそれぞれの関節の間隙を小刻みにていねいにマッサージしていくと、足が底屈しやすくなります。この関節にあたったとき、そこでマッサージを終えないようにしてください。

足しか触っていないのに、例えば油ものの食事を摂りすぎている方に効果的なツボや、ストレスなどでイライラすることが多い方におすすめのツボをとらえていきます(もちろんこの2つだけではありません)ので、様々な不調にアプローチすることが可能です。
足の施術=むくみへのアプローチ、だけではないんです。そもそも私たちは二足歩行なので、足に疲れが溜まっていきます。
ところが肩こりや腰痛のように、疲労困憊だからといって足に痛みを感じることはほぼないかと思います。
マッサージ師は、患者さんから足元の悩みを言われなかったとしても、入念にフットマッサージをしていきましょう。
身体を支える足が柔らかくなると、血流がよくなりますし、見た目にも感覚的にも変化を実感してもらいやすい部位です。
背中のマッサージ
背中をマッサージしない治療院や整体院はないと思いますが、体重を乗せてぐいぐい力で押してはいませんか。
まずは丁寧に軽擦していくのですが、軽擦を「ただなでるだけ、これからマッサージを始めますよという挨拶代わり」だと思っている人が非常に多いです。
身体の構造を理解した上で軽擦をするだけでも、表面がふわっとほぐれてくるので、その後の指圧がやりやすくなります。
動画で解説していますので、ご覧ください。
毎月指を痛めない技術講習会を開いています
坂本指圧マッサージ塾では、基本的にはマンツーマン指導を行っていますが、このように定期的に10人までの人数で講習会を開いています。
やはり、いろんな人の骨格に触れることや、人の施術を受けるのも勉強になるからです。
この講習会は、真剣に取り組む人のみ受け入れていますので、興味がある方は事前に無料ガイダンスにお越しください。