こんにちは 坂本指圧マッサージ塾の坂本周平です
前回 前々回と
指圧ポイントがを安定させる事が大切かについてお話ししたました
力で無理に押さえず 指を傷めず体に負担を掛けずに指圧する為には
指圧ポイントの固定による安定が
指圧する前にまず押さえておかなくてはならない事です
これができないと
軸はブレ垂直に指ポイントにしっかり圧を加える事ができなくなり
最終的にそれを補うために
指に体重かけ力を入れ 軸のぶれを補正するために余計な力を使うことになるのです
だからこそ
指圧ポイントの安定を図る工夫と意識が必要です
その為に
前回前々回 安定性を図るための工夫を施術法を用いて紹介
①前々回では 背部には反対の手を添えて支えにし安定性の確保に努め
前回に より安定性が悪い腕や太ももに対しては
②腕に対しては 反対の手を添え支えにした上で 同じ手指も支えとしました
手首がこのように親指と中指を指圧ポイントに手首を挟むように指圧して安定性の確保
肘でも 親指と中指で肘を両端から挟むようにして指圧しながら 手をこのように肘の下に置きしっかり安定性を出させました
③太ももは腕に比べて重く大きい為 反対の手を添え支えと同じ手指も支え に加え膝下や下腿の下に太ももをおいて支えとし
安定性を確保しました
各施術部位ごとにも それぞれ工夫して指圧ポイントの安定性を図ることが
力を使わず 指を痛まず 体に負担をかけない指圧の一つに繋がるのです
このような安定性を図る工夫はしっかりした
指手により指圧ポイントの安定性を支えるための
訓練が必要になります
今回はこの
指圧ポイントの安定性を支えるための訓練
をご紹介していきます
- 身近にできるものを使った指圧ポイントの安定性の訓練法
- 骨や筋などの体の構造を利用したそ圧ポイントの安定性の訓練法
この2つについてご紹介していきます
今回は
身近にできるものを使った指圧ポイントの安定性の訓練法
についてご紹介します
- 基礎編 物の重さ 大きさ 形を見極め すべての指手を駆使し片手で安定性を図る
- 応用編 ① 閉眼し視覚に頼らす 触診感覚をより研ぎ澄ませながら安定性を確保する
- 応用編 ② わざと安定な環境に置きながらもすべての指手を駆使し安定性を確保する
- 応用編 ③ ①と②ができたうえで ①と②の手法を合わせて行う
- 他の指を駆使する大切さを知る
- なぜ訓練法をご紹介するか
の6点についてです
それでは行ってみましょう(^^♪
【ポイントの安定性を増す為にできる訓練法基礎編】物の重さ・大きさ・形を見極め すべての指手を駆使し片手で安定性を図る
物の重さ、感覚を掴む
これは家でも普通にできます
例えば、ばす ゴルフボール、
かぼちゃやキャベツなどもいいです
しっかり握って輪郭を確かめてください
そして指全体を使い片手安定して持てる様に工夫するのです
大切なことはどこで1番重心をささえるのか、そしてどの指で支えているのかを確認し、
いわゆる 安定しているかの【しっくり感】を養うのです
こんなん誰でもできる事と思われるでしょう?と思われるかもしてません
しかし、いつでも、どんな形、重さ、大きさでもできる事が大事なんです
例えば キャベツ キャベツは球形に見えて意外と
横長が多いです これを片手で支えて安定性性を見てみましょう
(写真2はキャベツを外して手の形で毛残したもの
)掌を少し凹ませ、その真ん中あたりにキャベツの重心(または中心が来るようにします
そして親指とその他の指をやや曲げてキャベツの側面に張り付くように押さえていきます
下から支えれたら 上から 横から 上から 持って支えてみましょう
このこの5つの指でバランスをとるわけですね
他のものでもためしてみましょう
横から掴むと こんな感じ ここでも掌・5指すべてを使い張り付けるようにキャベツを掴む


上から掴むと こんな感じ ここでも掌・5指すべてを使い張り付けるようにキャベツを掴む
上からは重力さらに加わるので難易度は高め 最初は軽く握りやすいものから


では慣れていければ、
目を瞑ってしてみましょうか?
【ポイントの安定性を増す為にできる訓練法応用編①】閉眼し視覚に頼らす 触診感覚をより研ぎ澄ませながら安定性を確保する
この訓練法の効果は視覚に頼らないことで
物の大きさ、重さ、形を手の感覚に染み込ませるこことができ
迅速に指を使い安定固定させることができます
目を瞑れば、視覚情報は奪われます、人が得る情報の大半は視覚から得ています
視覚情報を、奪えば、この様な訓練になる時に真価を問われるのは
正しく。触覚です【手の感覚】になるわけです
物大きさ、形、重さ、それに対応する感覚を非常に鍛えることができてきます
※ここでは目を開いた状態の基礎編ができたうえで行うようにしてください
意外と閉眼すると 情報が失われバランスも崩しやすくなるので
最初は手に収まる ボースくらいから始めていきましょう
そして感覚を養うのです 慣れてくれば
友達に掌にものを置いてもらい 感覚を読み安定性を保ちながら
自分が持っているものは充てるゲームをしてもいいでしょう(^^♪
大切なのは 触覚を通して手指を駆使して安定性を図れるかどうかです
次は
ワザと不安定にしてみましょう
それでも安定するでしょうか?
【ポイントの安定性を増す為にできる訓練法応用編②】わざと安定な環境に置きながらもすべての指手を駆使し安定性を確保する
うつ伏せで体幹を指圧するなどベットの上で比較的安定性を保った状態で指圧する場合もありますが
手足など多くの場合は不安定な状態になりやすいです
それは
頭部の指圧や手足の指圧の場合には、ベッドの上に接して行うわけだけでなく、
この様に、持ち上げ、重力に逆らって行う事 多々あります、
その為、患部自体を手で安定させたとしても体の揺らぎや動作でブレることはあるのです
※坂本指圧マッサージ術ではどんな時も姿勢を大切にしていますのでブレは限りなく少ないですがそれでもあります、
また実際の臨床現場という所はいろいろ制約や思わぬことも起こりえます
それに
振せん法など、ワザと震わせる手技もあります【実はこの技は私はよく使います のでまたご紹介しますね】
だからこそ
どんな環境でも、安定性を保持する練習は必要なのてす
そこで
ワザとそれに近い状況をつくり対応を練習するのです
まずは基礎編のように目を開けた状態で手にものをもち安定性をはかります(物は最初は掴みやすく軽いものにしましょう)
その上で
手首を軽く揺らしていくのです 当然、大きいものなれば不安定にぐらつきやすくなります
それを基礎編でお話しした通り 掌の凹みに重心をおきなら5指でバランスを取り安定性を保ち続けるのです
閉眼でも 不安定な状況を作り出しても安定性を保てれば今度は
その二つ(閉眼と不安定性を作る を合わせて行うのです)
【ポイントの安定性を増す為にできる訓練法応用編③】閉眼と不安定性を作る事を組わせて行い それでも安定性を確保する
これは必ず→応用編①②ができた上応用編③で行ってください。
そして最初は軽く持ちやすいものから始めていくことです
さて安定性をたもたれたでしょうか 最後に今回で一番大切な事を話しします
それは 薬指も小指も使い 基礎から応用での訓練を行っていただきたいことです
他の指を駆使する大切さを知る
前回のお話で話した通り→指圧ポイントの安定性を保つ訓練(指を傷めない 体に負担をかけない指圧をする為に)
腕や足は背中よりも曲面で、
施術する際は、腕を持ち上げたりなど、重力に逆らって行う事もあり背中以上に不安定です
また
腕や足といっても人により大きさ。形、重さも変わります
大きい人もいれば 細い人もいます
太っていいる人もいれば 細い人も
筋肉質な人もいれば 脂肪を多い人もいます
それぞれに人に対応できるようにしていかなくてはなりまません
なので 掌やよく使う親指や人差し指だけでは支え安定性を保つことはできにくくなります
だからこそ 薬指 小指も含め 5指すべてを駆使して安定性を保つことが重要なんです
また上達していけば 以前お伝えした4点指圧などのように
腕や足を持ちながらその指を使って指圧する事もあります
【特に親指、人差し指は指圧の時に用いられやすいのでそれ以外の指、掌なども使い支える事が大切になります】
なので
その状況に的確に対応して、手指すべてを駆使し支え安定性を確保する練習が必要になるのです
なぜ訓練法をご紹介するか
今回のお話は家でも簡単にできます
私は
いつでもできる練習を推進してます
小手先でなく、本気で技術を習得させる為には
習得しようとする意識の維持 と時はかかるものです
ただ、その期間を
できるだけ効率よく習得に近づけるのは 貴方次第
その為に私はいつでもできる方法として
こういった訓練法やセルフケア指圧マッサージを推進し
講義以外でも、意識と行動さえあればいつでもできる環境を整えていきたいのです
何事も最初は慣れるのに時間がかかるでしょ
しかし何事も
意識し続ければ、馴染み要領も掴みやすくなるものなのです
今回はここまで
次回は 2の骨や筋などの体の構造を利用したそ圧ポイントの安定性の訓練法
についてお話ししていきます
今回もア付き合いくださりありがとうございました。(^^♪