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親指だけでなく他の指も十二分に駆使して指圧する触診技術が何より大切
ところで、教科書や専門書に書いてある筋の部位・ポイントを押さえても、ポイントを正しく押さえられていないことがあるのですが、それはなぜだと思いますか。大きな理由としては、この2つが考えられます。
この2つを自分の手先で感じ取る「触診技術」こそが、なにより大切なのです。
触診技術を上げるメリット
写真の手は、指圧を15年ほど続けた私の手です。
どの指も変形したり、太くなったりしていないのが、見てお分かりいただけるかと思います。工夫すれば十分、指に負担をかけない指圧マッサージは可能なのです。
「手は施術者にとって命」、私は常にそう思っています。それを大切にしながら、効果的な施術法を施していくことが大切なのです。では、触診技術を上げるためにはどうすればよいのでしょうか。私が考えるのは次の3ステップです。
触診技術を上げる3ステップ
大切な事は、机にかじりついて勉強するだけでなく、どんどん実践していく事。そして、まずは自分の身体を何度も触り、自分の身体でまず学ぶ事。それができて初めて、他の人に触診できるのです。これは忘れないでください。
実践1:常に自分の身体に触れ、感覚を養う
私は教員経験の中でよく「人の身体に施術出来なければ技術が上がらない」という声を聞きます。ですが、それは間違いです。
確かに臨床経験による技術向上は大切ですが、まずその前に自分の身体で学ぶ事です。 私は何学校では学生さんに、塾では受講生さんに何度もこのようにお伝えしています。
「自分の身体で触診の勉強を。セルフケアもしていない者が患者の施術をする資格はない!」
次回は「実践2:(実践1ができた上で)他の人に触診をさせてもらう」について解説しますね。