大阪メトロ長堀鶴見緑地線「蒲生四丁目」駅5番出口から徒歩10分
治療家のための指や腰を痛めないマッサージ塾 坂本指圧マッサージ塾

受付時間:9:00〜19:00 定休日: 木・金曜日

  1. ブログ
  2. 指圧マッサージの効果・可能性
  3. 入院した高齢者の回復に向けた指圧マッサージとは
 

入院した高齢者の回復に向けた指圧マッサージとは

寝たきり 高齢者 マッサージ
坂本指圧マッサージ塾の坂本周平です。
父親が一時期、入院しておりました。コロナ渦ということで、面会が許さない期間が長かったものの、5月8日にコロナが5類感染症に変わってからは、ものすごく制限付きではありますが、面会することができました。
この面会時に私は改めて、「指圧マッサージができる人が増えれば増えただけ、救える命がある」と痛感したので、ここに書いていきます。

「指圧マッサージ」って、どんなときに受けるものだと思われますか。「マッサージ」ってなんか、リラクゼーションの類に考えられている傾向が強いと思うのですが、そうではないことを、私はこのブログを通して何度も何度もお伝えしております。
リラクゼーションが悪いわけではないですし、心身ともにリラックスしないことにはもちろん健康には近づけませんが、多くの方がイメージするリラクゼーションって、病気でもない人がほっとする(力を抜く)程度に留まる感じだと思うんですね。

1か月以上入院していた父親の姿と、10分程度でも「指圧マッサージ」を施した後の父親の姿の違いを(写真などはありませんが)、比べながら、それが何を意味するのかを解説したいと思います。

医療従事者の方、寝たきりのご家族がいらっしゃる方には、ぜひ読み進めていただきたいと思います。

入院患者の現実と10分の指圧マッサージで現れた変化

高齢者の入院で注意すべきこと

コロナとか関係なく以前からずっと言われていることですが、1週間寝たきり(安静臥床)でいると、筋力は1週間で10~15%低下すると言われています。では、1週間の入院後は、1週間で元の筋力に戻るかと言うと、残念ながらそうではありません。1週間で10~15%落ちた筋力を元に戻すには、約1ヵ月かかると言われています。
身体のことなので多少の個人差はあるとはいえ、高齢者のそれは、成長期の10代とはワケが違うのは一目瞭然です。

1か月入院した父親の姿とは

面会ができない間も、ビデオ通話で顔を見ることは出来ていました。
いざ、実際に面会できたときは久しぶりに全身を見るわけですが、身体の硬直ぶりに言葉を失うほどでした。ビデオ通話で顔を見ていたとはいえ、高齢者は筋力がおちることは想定済みとはいえ、胸も脇もきゅっと閉じている状態でした。例えるなら、食事をする際の「いただきます」をする形で固まっている感じです。

誤嚥性肺炎で入院し、時々発熱もあったのですが、こんなに脇を締めて胸も縮こまっていては呼吸も浅いままです。これでは血流も悪くなり、免疫力も低下します。いつまで経っても、発熱を繰り返し、退院する日は見えてきません。「坂本さん(父親)、身体が硬くて…」と看護師さんに言われましたが、元々の柔軟性の話しではなく、入院してから徐々に硬直して行ったことは明らかです。

10分程度の指圧マッサージを施したら

面会時間は15分、その間に集中して指圧マッサージを行いました。すると、胸の前で固まっていた腕が徐々に開いていったのです。隣にいた母親も目の当たりにして、わずか10分での変化に驚きと安堵の表情を浮かべておりました。身体を緩めて腕を身体の横に下ろし、穏やかな呼吸をしてもらうだけで、血行がよくなるのです。原理原則に基づいた指圧マッサージを行えば、わずか10分でも変わるのです。

マッサージって、患者さんはベッドにうつ伏せになるイメージがあるかと思いますが、坂本指圧マッサージ塾でお伝えしているのは違います。特に今回の父親のように高齢者はうつ伏せになれない方も多いですし、人間の身体の自然な姿勢が仰向けなんですよね。その姿勢で十分効果を出せるのが、指圧マッサージなんです(もちろん、うつ伏せでの施術も可能です)。
凝り固まった部位を力で押すしかできない人には、仰向けでの施術は難しいですが、ツボを捉えることができるのであれば、仰向けでもできます。

リハビリはなかったのか

入院していたら、理学療法士によるリハビリが受けられます。もし40代である私が足の骨折とかで入院していたら、手術後にさっさとリハビリが開始されるでしょう。
ところが「寝たきりの高齢者」が相手となると、「そもそも動けない」と思われがちです。歩けるようにするリハビリは求めておりませんが、安静臥床が続くことによる影響は防いでほしいと思うのが、家族の願いです。「肺炎は治ったけど、別の病気になってしまいました」では困ります。
廃用症候群は、治療を必要とする疾患によって安静臥床を余儀なくされている状況で、運動をしないこと、寝ていること、日常生活に支障をきたす手足の位置や関節の角度(不良肢位:ふりょうしい)で長時間を過ごすことにより生じます。
 たとえば、下肢を骨折して、ベッド上での生活が長くなると、骨折した下肢の筋肉が萎縮したり、関節が拘縮してしまうだけでなく、起立性低血圧や、静脈血栓症、誤嚥性肺炎や褥瘡を起こしやすくなります。
公益財団法人長寿科学振興財団健康長寿ネットより)

指圧マッサージの可能性

現代を生きる私たちは、生まれた時から薬の恩恵を受けてきました。私も助けられてきました。ただ、それだけでは限界があるのです。薬を飲む本人の身体がどういう状態かで、効果が変わってきます。
医療従事者の方には、ぜひ、この指圧マッサージの可能性をまずは知っていただきたいですし、できればこの技術を身につけていただきたいです。また指圧マッサージ師、整体師として活動されている方にも身につけていただければ、もっともっと救える人が増えてきます。
「これから整体を学んでみたい」という方のためのコースもご用意しておりますので、ご安心ください。

下のバナーをクリックしていただければ詳細がご覧いただけますが、実際に指圧マッサージを受けていただくとよりご理解いただけると思いますので、ぜひ一度無料ガイダンスにお越しください。お待ちしております!

指圧マッサージを少しでも学びたいと思ったら

一度ご連絡ください


☎ 06-6932-2722 

受付時間:10:00〜19:00(月休)


 大阪市城東区今福西6丁目4-29  アクセス情報はこちら