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6月30日 ~オンライン勉強会講義資料 (前腕の筋と経穴の覚え方)

オンライン勉強会は毎月1回行っております。通常毎月最終週に行っておりますが、今回は 6月30日20時より開始します。

無料オンライン勉強会は公式LINE限定の講座で、公式LINEにお入りになり公式LINEよりご予約していただければご参加可能です。

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2023年6月30日20時~ オンライン勉強会内容

講義内容 前腕の筋の覚え方 と 前腕の筋から見た経穴の関係

前腕の筋の覚え方 と 前腕の筋から見た経穴の関係についてお話ししていこうと思います。
以前 前腕の経穴そして経穴から見た筋との覚え方についてこちらに書いてありますのでご覧ください

上記の前腕の3陽経と3陰経の内容を簡単に解説すると
手の3三陰経(手の太陰肺経・手の厥陰心包経・手の少陰心経)は前腕では肘→手首の流れになる
手の3三陽経(手の陽明大腸経・手の少陽三焦経・手の太陽小腸経)は前腕では手首→肘の流れになる

そしてこの前腕の
手の3三陰経(手の太陰肺経・手の厥陰心包経・手の少陰心経)
手の3三陽経(手の陽明大腸経・手の少陽三焦経・手の太陽小腸経)
の経穴の大半はそれぞれ主に筋肉上・筋(腱)と筋(腱)との間・筋と骨と間にしているのです。
下に前腕の手6経絡経穴(尺度も含め)とそれに関わる筋との相関図を書いています
今回の目標ではこの
筋の走行起始停止作用を習い、その後各経絡経穴と筋肉との関係 についてお話ししていきます
6経絡の経穴部位と筋との関係図

初学者の方や1年生の方はまだ習い始めでこの図を見ても理解するのは難しいかもしれません
しかし、理解できる脳になるので大丈夫です(^^♪




ここからが勉強会の本題です! 勉強会ではここからの内容を中心に解説します
上記の図を見た通り
前腕の経絡・経穴に前腕にある筋は非常に関係している事がわかりましたね(^^♪

それではまず前腕の筋について解説していきます。

  1. 前腕の筋の役割と動きを知る
  2. 前腕の筋は前腕部で19個あり、屈筋群と伸筋群に分かれる
  3. 屈筋群の筋の役割
  4. 伸筋群の筋の役割
  5. 屈筋群では起始が上腕骨内側上顆から起始する筋 しない筋に分けるのが重要 
  6. 伸筋群では起始が上腕骨または上腕骨外側上顆から起始する筋・しない筋に分けるのが重要
  7. 前腕の屈筋と伸筋の浅層の筋と各経絡との関係性
  8. 前腕の屈筋群8個 それぞれ解説
  9. 前腕の伸筋群8個 それぞれの解説

1.前腕の筋の役割と動きを知る

前椀の筋は主に筋複が主に前腕部分に存在あり前腕の筋は全部で19個存在します
これだけの量の筋を理解するだけでも大変です。(^^;
その為、大事なことを一つ一つ考えていくっ事が重要になります

まずは筋肉それぞれの漢字をしっかり見ておくことです。
漢字には管理のヒントが隠されています。 今回の講義でも繰り返しお話していきますのでゆっくち慣れていきましょう

さて次に
前腕の筋を理解する為に
最初に大切な事は、前腕の筋はどんな役割(筋の役割)を持っているか知る所にある
です これから前腕の筋19個の役割を大まかにお話していきます。
そこではそれぞれの筋の名前が出てきますが漢字の意味にヒントが隠されているのでそれも見ていきましょう

前腕の筋の主な役割は
①肘の伸展屈曲
②前腕の回外と回内運動
③手関節の動き 屈曲 伸展 撓屈 尺屈
④4指の屈曲 伸展 
⑤母指の指の屈曲 伸展 外転
になります  
このそれぞれの働きを前輪の筋の19個で賄っているわけです。
ん¥まずはこの動きをしっかり理解しましょう(^^♪

ここではぞれぞれの動きについて解説しますね(^^♪

①肘の伸展屈曲

肘関節の屈曲・伸展は 上腕二頭筋・上腕三頭筋などの上腕の筋と(前腕の伸筋群)腕橈骨筋が主力筋になるが
前腕の伸筋群・屈筋群からも肘関節の屈伸に関わる筋は多く存在する
その中で前腕の筋が肘の屈伸に関わる決め手は上腕骨より起始より起始しているかどうかである


②前腕の回外と回内運動

回外運動とは前腕の動きの一つで

尺骨を中心に、橈骨がこのように尺骨の周りをくるくる回る事を言います。

①回内回外中間位が橈骨と尺骨が重なって見え、

②回内では尺骨の上橈骨がクロスするように並び

③回外では尺骨と橈骨が並走しているのがわかります。


このように、尺骨のわかりを橈骨が回るように動くことを回内・回外いうのです
前腕の筋の中では「回外筋」「方形回内筋」「円回内筋」がこの動きに関係します

回内・回外運動ともに橈骨が動くことで行われるので
 回内・回外運動をする「回外筋」「方形回内筋」「円回内筋」はすべて橈骨に停止します←これめちゃ覚えててね(^^♪

③手関節の動き 屈曲 伸展 撓屈 尺屈

手関節の動きは屈曲 伸展 撓屈 尺屈と4つの動きをする 
前腕の筋はそのいずれの動きにも関係します。

この手関節に関わる筋は前腕の中で
手関節の屈曲に関わる筋は「~屈筋」と名前の付く筋が多い (長掌筋などは例外)
手関節の中で伸展に関わる筋は「~伸筋」という名前になる事が多い

手関節の中で撓屈(外転)に関わる筋は「橈側手根~筋」とつくとこが多い(橈側手根屈筋・長橈側手根伸筋・短橈側手根伸筋)
手関節の中で尺屈(内転)に関わる筋は「尺側手根~筋」とつくとこが多い(尺側手根屈筋・尺側手根伸筋)

④4指の屈曲・伸展

指の動きは 親指以外の4指の動きと親指の動きに大別される 母指は単独で自由に動かせるためである
これはまず覚えよう 
総指伸筋と聞けば 親指以外の4指を伸ばす筋と覚えよう
深指屈筋と浅指屈筋は 親指以外の4指を曲げる筋と覚えよう

※4指は親指と違い自由度は少ないが 人差し指と薬指は単独で伸すことができる。(実際してみるとわかるよ)
その為 指を伸ばす筋には 総指伸筋以外に 示指伸筋と小指伸筋が存在する

⑤母指の屈曲 伸展 外転に関わる筋

先ほど述べたように、母指は他の4指と違い、単独で自由に動かすことができる
それは母指だけを動かすための筋がそれぞれついているからである

その大部分は実は掌の中にある(親指の付け根の母指球という膨らみにある)
しかし一部は前腕の筋が関係している その筋は4つ
長母指屈筋 長母指伸筋 血短母指伸筋 長母指外転筋の4つである



さて 前腕のおまかな役割がところで
前腕の筋19個を2つに大別しようと思います
それが前腕の屈筋群・伸筋群の2つです。 
先ほどお話しした前腕の役割も屈筋と伸筋群で分ける事ができます

前腕の筋は前腕部で19個あり、屈筋群と伸筋群に分かれ役割ごとに分ける

先ほどお話しして通り、前腕の筋は全部で19個存在します
これを2つに大別すると、屈筋群と伸筋群に分かれます。
屈筋群は8個 伸筋群は11個存在します

屈筋群は8個あり 前腕の前面(掌側にある 伸筋群は11個あり前腕後面(手の甲側)になる

大まかに屈筋群はどこにある方おいうと 前腕の前面(皮膚の附酸い所)にあたります 写真参照
いわゆる 掌側ですね
伸筋群はそれとは反対の 前腕の後面(皮膚の硬い部分)に当たりますね 写真参照
つまり 手の甲側ですね
さてこの屈筋群と伸筋群ではそれぞれ支配している神経がはっきり分かれています
それをまず覚えましょう(^^♪

屈筋群は主に正中神経支配(一部尺骨神経支配) 伸筋群はすべて橈骨神経支配

下記の図を参照ください 
屈筋群は大部分が正中神経支配になります。 唯一、尺側手根屈筋と深指屈筋の一部だけが尺骨神経支配になるだけです
伸筋群は全部が橈骨神経支配です
覚えやすいですよね(^^♪
注意! 尺側手根屈筋は尺骨神経支配ですが、(伸筋群の)尺側手根伸筋は橈骨神経支配などで間違えない様に

さて大体の場所と支配神経
がわかった所で 屈筋群と伸筋群での前腕の役割をわけていきましょう

前腕の筋の役割を屈筋群と伸筋群で役割を分ける

最初にお話しした前腕の筋の役割は

前腕の筋の主な役割は

①肘の伸展屈曲

②前腕の回外と回内運動

③手関節の動き 屈曲 伸展 撓屈 尺屈

④4指の屈曲 伸展 

⑤母指の指の屈曲 伸展 外転
でした
これを屈筋群と伸筋群の2つの役割を分けると以下の通り


屈筋群の筋の役割


前腕の役割の内
前腕の屈筋群が担う役割は 
 1肘の屈曲 (伸筋群でも1つだけ関わる 腕橈骨筋)
前腕の回内 
3 手関節の屈曲 
4 手関節の橈屈 (伸筋群でも関わる筋がある)
5 手関節の尺屈 (伸筋群でも関わる筋がある)
6  4指の屈曲 
7 母指の屈曲になります
下の図はそれを担っている屈筋群の筋もそれぞれ載せています





重要! 

1【前腕屈筋群で肘の屈曲に関わる筋】=上腕骨内側上顆より起始する5つ筋

肘の屈曲は主に上腕にある 上腕二頭筋・上腕筋などが一番原来ますが 前腕の筋も働いています
それが 前腕の屈筋群の5つの筋と腕橈骨筋(前腕の伸筋群の一つ)です ここでは肘の屈曲に役立つ前腕の屈筋群の5つの筋を解説します
下記に肘の屈曲についてまとめた図がありますが
肘の屈曲には多くの筋がかかわります。そのうち主力筋が3つあり それが上腕二頭筋・上腕筋・(前腕の伸筋群の1つ)腕橈骨筋になります
それ以外に、
肘の屈曲のに関わる筋として前腕の屈筋群の内上腕骨内側上顆ら起始する5つの筋が関わるのです
ここではこの5つの筋についてお話していきます
【前腕屈筋群で肘の屈曲に関わる筋】=上腕骨内側上顆より起始する筋で前腕の浅層の筋が関わる
前腕屈筋群で肘の屈曲に関わる筋にはある特徴があります。
前腕の屈筋群も伸筋群も浅層と深層に分かれ
前腕の浅層に関わる筋はすべて上腕骨内側上顆から起始しているのです(5つ)
これが非常に重要!です

下記の写真を見てください 最初が上腕骨内側上顆から起始する浅層の筋5つ
あとの方が上腕骨内側上顆からおこらない深層の筋3つ
この写真をみて上腕骨内側上顆から起始する筋はすべて肘関節の上(前面)を跨いでいる事がわかるでしょう 

だから肘の屈曲に役立つのです
さてお次は、その上腕骨内側上顆から起始する筋 5つ理解してきましょう

こちらが浅層の5つです。 すべて上腕骨内側上顆よい放射線状に分かれているのがわかるでしょう(^^♪
この5つの筋が上腕骨内側上顆から起始してこのように規則正しく放射線状に配列している事を覚える事が大切なんです
その配列の並びは、
橈側側から 
①円回内筋 
②橈側手根屈筋
③長掌筋
④浅指屈筋
⑤尺側手根屈筋
の順に並ぶのです
手掌の根元の部分を上腕骨内側上顆に当て、
そこから手首の方に向けておくと、親指から小指まで放射線状に並ぶことがわかります。
これをあ先ほどの5つの筋当てはめるわけです (親指以外が手首の方に向くようにおいてください)

橈側側から 

①円回内筋    親指

②橈側手根屈筋  人差し指

③長掌筋     中指

④浅指屈筋    薬指

⑤尺側手根屈筋  小指
にそれぞれ相当する事がわかるでしょう
親指は橈骨に向かい(①円回内筋)  親指以外は手首の方に向かう事をおぼえておきましょう ②~⓹の筋

この配列が経絡経穴にも非常に役立つのです  これは後程おはなししましょう

さて 復習 押さえた5つの筋は上腕骨内側上顆から起始しているという事は肘関節の上を5つの筋は通る事になるので 肘の屈曲に役立つのです


2【前腕屈筋群で前腕の回内に関わる筋】=円回内筋 方形回内筋

先ほどお話しした通り
回内回外運動とは前腕の動きの一つで
尺骨を中心に、橈骨がこのように尺骨の周りをくるくる回る事を言います。
①回内回外中間位が橈骨と尺骨が重なって見え、
②回内では尺骨の上橈骨がクロスするように並び (手の甲が上)
③回外では尺骨と橈骨が並走しているのがわかります。(掌が下)
このように、尺骨のわかりを橈骨が回るように動くことを回内・回外いうのです といいました
そしてこの回内・回外運動をする「回外筋」「上腕二頭筋」「方形回内筋」「円回内筋」はすべて橈骨に停止します とお話ししました
このうち、前腕の回内運動に関わるのが①円回内筋 ②回内筋なんです
写真がそれぞれの写真です
まずはどちら筋も橈骨を動かすことで回内動作をさせますから停止は橈骨にあるとおぼえましょう(^^♪
sとは起始ですが 
円回回内筋は 先ほどおお話しした通り上腕骨内側上顆から起始し(一部 尺骨)橈骨に停止する事をを覚え
方形回内筋は手首の上を巻いているリストバンドのようなんで 尺骨から起始して橈骨に停止するとだけ覚えておきましょう(^^♪

前腕の屈筋群で手首の屈曲(掌屈)に関わる筋ー手首より先に停止する筋(6つ)

前腕の筋のなかで手首の屈曲(掌屈)に働く筋は手首より先にいく筋6つがかかわります
つまり方形回内筋と円回内筋の二つ以外がこれに当たります。


その中で手首の屈曲の主力筋となるのが長掌筋・橈側手根屈筋・尺側手根屈筋なります。(^^♪

前腕の屈筋群で手首のt撓屈・尺屈に関わる筋ー橈側手根屈筋(撓屈) 尺側手根屈筋(尺屈)

手首の撓屈(外転)は手首を親指側に倒す行為をいい、手関節の外転(撓屈)になります 
手首の撓屈(内転)は手首を親指側に倒す行為をいい、手関節の内転(尺屈)になります 

手首を撓屈(外転)には
前腕の屈筋群ー橈側手根屈筋
前腕の伸筋群ー長橈側手根伸筋 短橈側手根伸筋
の3つの筋が同時にはたくのです ので前腕の屈筋群で撓屈に働くのは橈側手根屈筋になります。

手首を尺屈(内転)には

前腕の屈筋群ー尺側手根屈筋

前腕の伸筋群ー尺側手根伸筋

の2つの筋が同時にはたくのです ので前腕の屈筋群で撓屈に働くのは尺側手根屈筋になりま

す。


手首の橈屈(外転に働く筋)①橈側手根屈筋 ②長橈側手根伸筋③短橈側手根屈筋が同時に働いて徒橈屈(外転する)


手首の尺屈(内転に働く筋)①尺職手根屈筋 ②尺側手根伸筋が同時に働いて尺屈(内転する)


前腕の屈筋群の中で4指の屈曲(掌屈)に関わる筋は浅指屈筋と深指屈筋


前腕の屈筋群の中で4指の屈曲(掌屈)に関わる筋は浅指屈筋と深指屈筋です
この2つの筋でう指を曲げているわけですね(^^♪

詳しく書くと
浅指屈筋は近指節関節(PIP)と中手指節関節(MP)を屈曲させ
深指節関節は遠位指節関節(ÐIP)・近位指節関節(PIP)・中手指節関節(MP)を屈曲させるのです
これは 深指屈筋と浅指屈筋とを見比べればわかります

前腕の屈筋群の中で母指の屈曲に関わる筋は長母指屈筋 

前腕の屈筋群の中で母指の屈曲に関わる筋は長母指屈筋になります
その他に母指を曲げる筋に 短母指伸筋がありますが
これは手の中にある母指球筋の一つになりますので
前腕の屈筋群の中で母指の屈曲に関わる筋は長母指屈筋だけです

伸筋群の役割

前腕の伸筋群が担う役割は 

1肘の伸展

※肘の屈曲(伸筋群で関わるのは腕橈骨筋だけ)

2 前腕の回外 

3 手関節の伸展 

4 手関節の橈屈 (屈筋群でも関わる筋がある)

5 手関節の尺屈 (屈筋群でも関わる筋がある)

6 4指の伸展

7 母指の伸展・外転

になります

下の図はそれを担っている屈筋群の筋もそれぞれ載せています



それでは前腕の屈筋群と同じように
一つ一つの役割とそれを担う筋ごにわけていきましょう


重要!

1肘の伸展に関わる上腕の伸筋群ー上腕骨外側上顆から起始する6つの筋

肘の伸展に関わる筋は主に上腕三頭筋と肘筋・そして前腕の伸筋群で上腕骨外、側上顆からつく伸筋群6つです
その中で肘の伸展の主力筋は上腕三頭筋です
ですが 先ほど述べたように
前腕の屈筋群で肘の屈曲に関わる筋はすべて上腕骨内側上顆から起始する5つの筋とお話ししました
一方
前腕の伸筋群で 肘の伸展に関わる筋は上腕骨外側上顆から起始する6つの筋になります 
これを覚えておくことが非常に重要です

この上腕骨外側上顆からつく筋は以下の通りです この6つの筋 
特に浅層(表層)の筋5つを覚える事が大切
なぜならこの浅層の筋は経絡に関わるからです。
浅層の筋は橈側から並べると

1長橈側手根伸筋

2短橈側手根伸筋

3総指伸筋

4小指伸筋

5尺側手根伸筋
に並びます まずはこの並びを覚えましょう

前腕後面は伸筋群の浅層の5つの筋だけではなく尺職側が開いている構造になります
ここを埋めるのが尺骨と尺側手根伸筋になります(長橈側手根伸筋より橈側には図では見えないが腕橈骨筋がある)
これを並べると
橈側側から
椀橈骨筋

1長橈側手根伸筋

2短橈側手根伸筋

3総指伸筋

4小指伸筋

5尺側手根伸筋

尺骨
尺側手根屈筋
が並ぶのがわかる

このそれぞれの筋の間に実は手の3陽経が入る事になるので覚えておこう


前腕後面を通る経絡を当てはめる

まず手の3経絡とは
手の陽明大腸経(赤色)・手の少陽三焦経(緑色)・手の太陽小腸経(青色)である
図にするとこんな感じです

そして先ほどの、前腕の後面に分布する筋をさてはめて図で表すとこんな感じ

前腕の伸筋群で肘の屈曲に働く筋ー腕橈骨筋

先ほど述べたように、上腕骨外側上顆から起始する筋はすべて肘の伸展に関わる筋とお話ししました。
しかし
前腕の伸筋群で唯一、肘の屈曲に関わる筋があります。
これが腕橈骨筋です。

これはめちゃめちゃ重要です 腕橈骨筋の位置をしっかり知っておくとなぜ、肘の屈曲にに働くのかがわかります。
それは前腕の一番橈側側にあり ちょうど側面にあるからです。
そして位置も 区屈筋群が多く存在する前腕の前面に多く広く分布して、伸筋群が多く存在する前腕の背面では少ししか見えないのがわかります

だからこそ肘の屈曲なんです。ほかに肘の屈曲に関わる筋を上げると以下の通り

腕橈骨筋(前腕の伸筋群なのに肘の屈曲の主力筋!)
腕橈骨筋は上腕骨外側下部より起始し(上腕骨外側上顆より上部) 橈骨(橈骨茎状突起に停止する 肘の屈曲の主力筋



前腕の伸筋群で回外に働く筋

前腕の回外・回内運動とは橈骨が尺骨の周りをまわる運動の事を言い
回内運動とは 掌が上になりちょうど尺骨と橈骨が来栖のような形になる姿勢で (前腕の屈筋群の)円回内筋と方形回内筋とお話ししました
一方
今回の回外運動は手の甲が上になり、ちょうど橈骨と尺骨が並列にならぶ姿勢をいいます ここの動きは前腕の伸筋群で回外筋が担当します
ここで回内・回外運動する筋をまとめてみましょう(^^♪


前腕の伸筋群の中で手首の伸展に関わる筋は手首の先に停止する筋 

前腕の筋のなかで手首の伸展(背屈)に働く筋は手首より先にいく筋6つが関わります

前腕の伸筋群で前腕に停止する回外筋と腕橈骨筋の二つ以外がこれに当たります。

その中で手首の伸展の主力筋となるのが長橈側手根伸筋・短橈側手根伸筋・・総指伸筋・尺側手根伸筋なります。(^^♪



前腕の伸筋群で手首の撓屈・尺屈に関わる筋は 長・短橈側手根伸筋(撓屈)・尺側診根伸筋(尺屈)

手首の撓屈(外転)は手首を親指側に倒す行為をいい、手関節の外転(撓屈)になります 

手首の撓屈(内転)は手首を親指側に倒す行為をいい、手関節の内転(尺屈)になります 

手首を撓屈(外転)には

前腕の屈筋群ー橈側手根屈筋

前腕の伸筋群ー長橈側手根伸筋 短橈側手根伸筋

の3つの筋が同時にはたくのです ので前腕の屈筋群で撓屈に働くのは橈側手根屈筋になります。


手首を尺屈(内転)には


前腕の屈筋群ー尺側手根屈筋


前腕の伸筋群ー尺側手根伸筋


の2つの筋が同時にはたくのです ので前腕の屈筋群で撓屈に働くのは尺側手根屈筋になります。

前腕の伸筋群の内 4指の伸展・示指の伸展・小指の伸展に関わる筋

前腕の筋は指の伸展・屈曲に関わるお話しをしました。
そこでさらに分けると、四指と母指はそれぞれ分かれて動く筋があります 
母指以外の指を曲げ伸ばしする筋は ~指屈筋 ~指伸筋 となり
母指を曲げ伸ばしする筋は ~母指屈筋  ~母指伸筋 となります

ここでは四指を曲げ伸ばしする筋を話すと
前腕の屈筋群では四指を屈曲させる筋は 浅指屈筋・深指屈筋の二つでした
させ指を伸ばす筋は何があるかというと
4指を伸ばす筋は総指伸筋
示指を伸ばす筋は示指伸筋
小指を伸ばす筋は小指伸ばす筋
前腕伸筋群では母指以外の指を伸ばす筋に上記の3筋があるわけです








前腕の伸筋群で母指の伸展と外転に関わる筋は 長母指伸筋 短母指伸筋 長母指外転筋の3つ

母指は4指に比べて、いくつもあります 

その大半は手の中にある母指球戸いうふくらみにあります。
他は前腕から起こっているのです
一番覚えておくべきことは、前腕の筋か 手の中の母指球にある筋かを分けておくことです
前腕にある筋をまず覚えておきましょう

前腕の屈筋群では長母指屈筋の1つだけです
前腕の伸筋群では長母指伸筋・短母指伸筋・長母指外転筋の3つです
ではこのきんを 踏まえて母指の筋をまとめていきましょう








手関節橈側 長母指伸筋腱・短母指伸筋・長母指外転筋 局所解剖図

母指を動かす筋  長母指伸筋腱・短母指伸筋・長母指外転筋の起始部は前腕の深部であり、筋腹は表層の近筋に隠れているが
手首付近になると表層に現れ承知しやすくなる
大腸経・肺経の経絡と絡む場所なのでこの局所的な解剖を知ることは大切である

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