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指圧・マッサージ時の指の痛みを改善するメンテナンス 裏合谷穴の指圧法と指圧ストレッチ法の解説

指を傷めない指圧 大阪

こんにちは。坂本指圧マッサージ塾の坂本周平です。 

前回2回にわたり、親指の根元の指圧についてお話ししています。


裏合谷の指圧と指圧ストレッチについて解説しますね。ポイントは、以下のとおりです。

  1. 裏合谷穴の指圧ポイントの確認
  2. 裏合谷穴の指圧ポイントの安定
  3. 裏指圧する指は 親指の先端のやや側面
  4. 裏合谷穴の指圧の手順 
  5. 裏合谷穴の指圧 さらに効かすために指圧ストレッチ(指圧しながら掌を曲げていく)
  6. 裏合谷からの指圧 一骨から見た動画と実際の動画見比べる

下記の動画で今回の裏合谷の動画が見れます。解説は下記に書いてありますのでご覧くださいませ。



それでは詳しく解説していきます。

裏合谷の指圧と指圧ストレッチ

1.裏合谷穴の指圧ポイントの確認

裏合谷穴は前回行った合谷穴のちょうど裏側にあたり、第1中手骨と第2中手骨の間の付け根で第2中手骨の側面になります。

(第2中手骨の側面にいかにして指を当て指圧してくかがカギになります)

指圧する際には(目標ポイントである第2中手骨の側面に指を当てる為)、人差し指を上にあげます。こうする事で第2中手骨の側面がより露出する事になり指圧しやすくなります。
詳しい手順は3の裏合谷の指圧の手順でお話ししますが、このように裏合谷の指圧ポイントを的確にイメージできてないと、的確に指圧することが難しいのはおわかりいただけるかと思います。だからこそ、指圧ポイントの確認は必要なのです。

2.裏合谷穴の指圧ポイントの安定

指圧ポイントの確認が終わった段階で、次に指圧する為の準備です。準備で大切な事は、指圧する手と反対の手で同指圧ポイントの安定性を確保することです。
これは地味に見えて非常に重要です。なぜなら、せっかく指圧したとしても安定性が確保できず不安定でしたら、指圧した圧がちゃんと加わらず、効果が出ないばかりか、効果を出そうと余計な力で指圧してしまうからです。

まずは指圧する手と反対の手の形です(写真1)。この反対の手で指圧する手を支える事になるので重要です。

4指を写真のように曲げ、薬指・中指・小指でしっかり指圧する手の人差し指を下から掴む形になります(写真2)。(手の甲側では)人差し指第2関節が第2中手骨の下にくるように支えます。人差し指の先端が(指圧する指)をまたぎ、第2・3中手骨の間を指を軽く入れてます。
こうする事で裏合谷を指圧しても、親指以外の4指でしっかり支える事ができるようになるのです。

3.裏指圧する指は 親指の先端のやや側面

指圧ポイントの確保ができたことで、今度は指圧に移りますが、ここで指圧する指が親指になります。そしてこの親指の指圧する場所が大切になるのですが、さてどこで押さえればよいでしょうか。

それは親指の先端からやや側面になります。この部分を裏合谷穴に当て指圧してく形になります。

理由は、中手骨と中手骨の間でさらに中手骨の下がポイントになるので、親指の指腹では押さえきれないからです。
写真のように親指の先端やや側面で第2中手骨の側面に向かい、指圧します。 
詳しい指圧の仕方は手順でお話ししましょう(^^♪

4.裏合谷穴の指圧の手順   

上の写真には親指の先端の側面に、赤丸印をつけています。

今からこの親指を使い、指圧をスタートしていきましょう。

【手順1】
親指をこのように横にして、まず第2中手骨を上から押さえます。


【手順2:重要!】

しっかり第2中手骨を上から押さえた後、今度は骨に押さえたまま親指を骨に沿って、中手骨の側面に向かい滑らしながら直圧を加えます。

この時、親指と第2中手骨との間に肉を挟まないようにすることがポイントです。


【手順3】

ここからもう一工夫します。(中手骨の側面に向かい滑らしながら直圧を加えた後)親指で直圧を加えながら、指圧される指の人差し指を上げます。


これは1の「指圧ポイントの確認」でお話した指圧ポイントである第2中手骨の側面を引き出させることが目的です。





これを行うために指圧した親指を支点にして(指圧される指側の)4指で、下から上に(指圧される指側の)人差し指を写真のように上にあげていきます。


こうすることで、他の中手骨より上に浮き出せて指圧ポイントである第2中手骨の側面が指圧しやすくなります。





【手順4】

第2中手骨が上に押しあがり(第2中手骨の側面にに指圧しやすくなることで)、直圧していた指を今度は第2中手骨の側面に当てるように(親指の先端のやや側面)で手の甲の真ん中に圧を変えるように押さえていきます。






【指圧ポイントの安定性の再確認】

指圧している時、指圧している圧が逃げないよう、手の甲側で人差し指をはじめ他の三指がしっかり支えていることが重要です。

さて指圧はうまくできましたでしょうか。


指圧にかける力は、しっかりポイントを押さえていれば、ほとんど必要ありません。

ゆっくりじんわり圧を変えた後、痛気持ちいい程度で、しばらく3~5秒程度持続圧を見てください。



5.裏合谷穴の指圧 さらに効かすために指圧ストレッチ(指圧しながら掌を曲げていく)

さて指圧ができたところで、今度はより効果的に効かせる方法をご紹介します。


指圧が完了した状態からスタートです。この時に指圧ポイントである第2中手骨の側面指圧したままの状態であることが大切です。これ以降はずっと指圧したままの態勢で行います。

(指圧したまま)指圧している親指を支点に手指を曲げていきます。この時、指圧されている側の人さし指を(親指を支点に手指を曲げると同時に)支えている4指でひっぱりながらゆっくり曲げていきます。
こうする事でさらに指圧ポイントに刺激が加わります。


 
曲げ伸ばしを繰り返します

6.裏合谷からの指圧 一骨から見た動画と実際の動画見比べる

それでは動画で再確認してみましょう。骨模型の指圧動画の後に実際の指圧動画が流れるのでポイント・指圧の手順を見比べてください。


いかがでしたか(^^♪ 無理なく最初はゆっくり手順通りにお試しください。またよければ試された感想をくださるとうれしいです。

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