2019年に公開されたプレジデントオンラインの記事の一部を引用させていただきました。
整骨院・接骨院を開設できる柔道整復師という資格を持った人に対しての見解がこのように書かれています。
もしかしたら、腰痛や肩こり、膝痛なんかを解消するために、整骨院に通われたことがある人は多いのではないでしょうか。もしくは身近なご家族、特に高齢の方は通い続けることが目的にすらなっているかのように、通われているのではないでしょうか。
私自身、この整骨院を開くことができる「柔道整復師」でもありますが、この見解については共感します(悲しいけども)。
ほとんどの柔道整復師(整骨院の先生)は、ただ身体を揉むだけで終わっている…これをもし、「マッサージ」と解釈されているのであれば、それは間違いです。解説していきますね。
整骨院ではマッサージは受けられない?
よく「マッサージを受けてもよくならない」という言葉を見聞きします。まるで、マッサージが悪いかのような言い方をする施術者もいるくらいです。
ですが、その話しをよくよく聞いてみると、「整骨院に行ってマッサージを受けたが、効果を感じられない」というのが圧倒的に多いのですね(もう一つ多いのがありますが、それは別の機会に…)。
整骨院にいる先生は、マッサージ師ではないんです。
整骨院にいる先生が行っているのは、ほとんどが「もみほぐし」なんです(※骨折・脱臼の後療法(リハビリ)としてマッサージを行うことはあります)。
マッサージを受けたい方は、「按摩指圧マッサージ師」がいる治療院に行ってください。
整骨院を開いている先生は、「按摩指圧マッサージ師」ではなくて、「柔道整復師」なんです。
中には、私のように複数の資格を持っておられる方もいらっしゃるので、正確にはその治療院のホームページを確認してみてください。院長紹介などで保有資格が書いてあるはずです。
個人差はあれど、基本的には柔道整復師は「マッサージ」の勉強をしないので、ただもみほぐすしかない…というのが現状かもしれません。
どんなマッサージがいい?見極めポイント3つ
全ての整骨院(柔道整復師)がダメといっているわけではないんです。同じ医師免許を持っていても、「○○クリニックの先生が話しやすくて安心する」とか「△△先生はちょっと…」みたいなことがあるように、相性があるのが当たり前ですし、開業されてからも常に学ばれている先生もいらっしゃいます。
でも、患者さん目線ではわかりにくいところもありますので、ここでは、患者さんの立場で見極めるポイントを3つお伝えしたいと思います。
次のような項目に当てはまる先生は、私はオススメしません。
- 痛みがある部位しか診ない
- 生活習慣を聞かない
- とりあえず湿布を出す
湿布が大好きな高齢者さんもいらっしゃいますが、急性期(ケガをしたその時!)に湿布を貼ることはあっても、慢性的な痛みに貼ることは基本的にはありません。
特に大事なのが、全身を診ることができるかどうか、です。肩コリだからといって凝り固まった肩ばかり触っていても治りませんし、それを力で揉んでしまうと悪化します。悪化した患者さんは、どこに行っても「強くもんで!」と言うことになり、悪循環です。
身体を診ることは全身を診ること
繰り返しますが、身体のどの部位が不調であろうと、全身を診ることができるようになっておかないと、患者さんの本当の不調に気づけません。
全身を診ることができるというのは、身体はどういう構造で出来ているのかを理解し、人体模型を眺めるのではなく、実際に様々な人の体にふれて骨格や肉付きなどの違いにも対応できる力も身につけておく必要があります。
坂本指圧マッサージ塾の整体師養成スクールでは、全身を診ることができる知識と、何度も体に触れて実践できる講義スタイルでスクールを開講しております。マンツーマン~少人数制なので、授業についていけないかもしれないという不安を持つこともありませんので、ご安心ください。
私は柔道整復師であると、冒頭で述べましたが、鍼灸師であり、按摩指圧マッサージ師でもあります。私の整体師養成スクールは、解剖学を理解した上でツボを捉えるということをメインに行っておりますので、やみくもに硬くなった体の部位を力で揉むことは行っておりません。
効果的なマッサージを学びたい方は、ぜひ一度、無料ガイダンスにお越しください。どんなマッサージを行っているのか、ご体験いただけます。