今や、みんながSNS発信者である時代。治療院の先生、特に個人で経営されている場合はホームページだけでなく、各種SNSで発信されています。
また事業をしていなくても、多くの人がSNSのアカウントを開設していて、見るだけの人(いわゆるROM専)もかなり多くて、Twitterもインスタグラムも、「アカウントを持っているけれど投稿せず見るだけ」というのは、どちらも半数以上いると言われています。
ということは、治療院の宣伝としては、SNSを活用することも、とても大事になってきますよね。私自身はSNS発信が苦手なので(苦笑)見習いたいところです。
マッサージ、整骨院、整骨院などなど、「うちではこのようなお悩みを抱えた患者様が来られてます」という発信か、院内の写真を撮影されたりとか、なるべく患者様に安心して来ていただけるような工夫をされていますよね。
そんな中、このような発信をしているところは、冷静に見極めた方がいいよ!という点をご紹介したいと思います。
自分に合ったマッサージや整体を探すのと同時に、「こういうところはやめておこう」という基準を持つことも大事です。
行く前にわかる!やめておきたい治療院2選
SNS発信をざっと見ていく中で、こういうところは要注意という点をご紹介しますね。恐らく、マッサージや整体とかだけではなく、どの業界に関しても同じことが言えるのではないでしょうか。
他者批判の発信
「うちはこんなことやってます!」ではなく、「こんな施術はダメです!」と他所の批判ばかりする発信をしているものはあまり気分がいいものではありません。例えば、美容室やカフェなんて本当にたくさんあって、SNSにも投稿しやすい業種なので想像していただきたいのですが…
- クリームもりもりなんて体に悪い!そんなカフェはよくない!
- コーヒーに砂糖を入れるなんて、そんなカフェのオーナーはコーヒーの知識がない!
このような発信ばかりしている美容室やカフェのオーナーがいたら、いかがでしょうか。そのお店に行っても気持ちよく過ごせそうにないですよね。なんなら、「なんでこんなに髪が痛むまで放置してたんですか!」って怒られそうですよね(笑)。
でも、こういう主張はオーナーであれば、持っていていいとは思います。ただ、その発信の仕方、言葉選びですね。
- うちはカットもシャンプーもブローも全部ひとりのスタッフが最初から最後まで担当します!
- 健康にも気を使う人が安心して飲めるコーヒーをご用意しています!
- コーヒーはブラックで飲んでいただきたいので、うちには砂糖は置いていません。
他所はどうあれ、うちはこうですよー!っていうのを発信すればいいだけで、実際にこのような清々しい発信をよく見かけます。
ところがなぜか、マッサージや整体などボディケアの業界では、他者批判をする発信者が多くいるように見受けられます。これでは業界全体が盛り上がりません。医療費・保険料が上がる一方の社会では、予防もできるボディケア(リラクゼーション含め、予防になると思っています)の必要性を私たちが広めていかなければならないのに、業界内で「あの手技は意味がない」とか言っている場合ではないのです。
「絶対治る」など断定的な文言
「絶対○○!」とか、「No.1!!」とかの広告も要注意です。ナンバー1を謳うなら、客観的な調査をして、その調査元を明確に出す必要があるのですが、それをせずに「当社調べ」なんかでは、説得力がないどころか景表法に引っ掛かります。
まだお会いもしていない人の不調を「絶対治せます」って言えちゃうのって、怖くないですか。何を根拠にそう思うの?って。不調があるときってどうしても藁にも縋る思いで治療院を探すので、甘い言葉に惑わされそうになりますので、冷静に見ていきましょう。
本当に治せる自信と実力があるところは、「絶対治る!」じゃなくて、「こんな根拠で、こんな理屈で、こんな経験と実績で、こうやってきたから…」と丁寧に説明されているはずです。
施術者も健康に気をつけているか
施術者も人間なので、時には体調を崩すこともあるでしょう。持病をお持ちの方もコントロールしながら、施術者として活動されている方もおられます。私もそうで、持病がありますが、安定した状態で治療院や塾を開いています。
中には、マッサージの腕には自信があるのでしょうが、ご自身の体調管理は大丈夫かな?という方もおられます。
特に女性の患者様からいただく声なのですが、「ダイエットを謳っている整体に行ったのに、先生のお腹が真ん丸だったんです~全然説得力がない!」とおっしゃる方も少なくありません。
例えば、スポーツトレーナーは引き締まった身体をされているし、美容師さんはステキな髪型(服装も!)されていますよね。腕一本で仕事ができるマッサージの世界では、どんな身なりで患者様をお迎えするのかって考えた時に、ある程度は健康的に見せることって大事だと思うんですね。
猫背になったり、腰を曲げて「コルセットつけてるんです」とか言わないで、姿勢よくいるだけでもいいと思います。
「マッサージしていると姿勢がかがんでしまうので、腰痛になりやすい」という声もありますが、マッサージをするのに姿勢を丸める必要は全くありません。施術ベッドの高さがあっていないか、体幹が弱いか、マッサージに適した姿勢を学んでこなかったか…だと思います。
施術者も健康的に姿勢よくマッサージができる方法
姿勢よく立ったり座ったりすることを繰り返すと、体幹強化につながります。ポッコリお腹も多少は凹むかもしれません。
じゃあ、姿勢よくするとどうやってマッサージしたらいいのか、しっかり圧をかけることができないのではないかと思われるでしょう。そんな方には、坂本指圧マッサージ塾がお役に立てます。せっかく身につけた手技を、もっと効率よく且つ効果的に患者様に届けるためには、施術者自身の姿勢(手元の形含めて)を見直していくことをオススメします。
これからマッサージを習得したい方、すでに資格をお持ちの方、それぞれに合ったコースがございますので、まずは一度無料ガイダンスにお越しください。無料ガイダンスでは、実際にどんな施術をしているのか見ていただけますので、当塾で学ぶかどうかは、それを見てからお考えいただければと思います。